10分に1回流れる星

よぉ、相棒。「バーディ」だ。
流れ星ってあるだろ?アレはなぁ、どんなに深い暗闇の中でも10分に1回は流れてるそうだ。
というコトはだ。
俺たちゃあ、10分に1回は「願う事」を許されているのさ。
それは、珈琲という暗闇の中を飲み干した後に、強い苦味の中に残る深い味わいのようなもの。その味わいがあるから、こうやってほろ苦い人生だって生きていけるってワケさ。そうは思わないか?相棒。
俺たちゃあ、絶望よりも希望に鈍感で、希望よりも絶望に敏感だ。苦いばかりが珈琲じゃない。もし、珈琲が苦いだけと感じるなら、それはきっと何かが病んでいるからさ。だがなぁ、本当に不味い安い珈琲ってのもあるものさ。それなら甘い砂糖をたっぷりと入れ、白いミルクを注いで、スプーンでかき混ぜてやるのさ。ほろ苦い現実をやわらかく包み込むようにな。そうすれば、安っぽい珈琲だって飲み干すことは出来るぜ。わかるかい?
今日の話はここまでだ。また、会おうな相棒。
2006-05-24 18:32:23/ネバーワールド制作スタッフ
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