どこかの誰かの物語

よぉ、相棒。「バーディ」だ。
世の中には、様々な人に紡がれた幾万幾千もの物語が存在する。
半分は悲劇で半分は喜劇だ。
ある物語は、多くのことを主張し、ある物語は、たった一つのことを伝える為に紡がれ、ある物語は、なにも語ることが出来ないで苦しそうにただ存在した。
物語を「見事な形で劇的に完結させる」方法は、えらく簡単だ。「前向きに進む」こと。大抵の歴史に残る物語は、偉そうな高説を語っていようとも、高らかに悲劇を歌っていようとも、前向きに進むことにより、全てに決着をつけている。
だが、人生という物語はそうはいかねぇ。
どんな出来事もただ単純に「進む」ことにより、何事も無かったかのようにやり過ごすのが常套手段だ。核心に触れる前向きな勇気も、時と場合に寄っちゃあ、ご迷惑な事とされちまうのが、現実って奴さ。でもな、そんなご迷惑を省みずに「前向きに進む」ことを望んでみるのも悪くないぜ?なにせ、人生を「見事な形で劇的に完結させる」ことができるのだからなぁ。
おい。相棒よ。
お前はどんな物語を描くのかい?
今日の話はここまでだ。また、会おうな相棒。
2006-05-26 19:08:22/ネバーワールド制作スタッフ
戻る

(c)Ambition