音屋の良し悪し

よぉ、相棒。「バーディ」だ。
最近の俺のエントリーはくだらねぇ話ばかりだったなぁ。今日は、ちっとは仕事してるって話してやるぜ。アンタも聞きたいだろ。相棒よ?

今の俺は、黒くて小さなマスターのクールな依頼をこなしてる所さ。それこそ、上等な珈琲のように、とびきりに苦くて、最高に深い香りのヤツを奢らなきゃならねぇようだぜ。

音楽ってのはなぁ、たった12音をメロディ・リズム・ハーモニーの三要素で組み上げるかなり技術体系がハッキリした制作物さ。感触や聴いた感じの印象というのは、こうすればこうなるというのが、やけにハッキリわかっている。だから、「良いパターン」ってのは常に決まっているのさ。様々なジャンル分けがあるのも、その副産物と言ってもいいだろうよ。ただ単純にスタイルとしてそいつをロジカルに組み立てるか、テキトーに思うがままに組み立てるかの差はあったとしても、良いものが出来上がるときってのは、いつも決まって「つきぬけるような感覚」があるものなのさ。

ただ、その「良いパターン」ってのも、時代により異なるってのも忘れちゃいけねぇことだ。その時代を感じることが出来る「世界」を持ったヤツだけが掴める言葉では形容できない「なにか」がある。そいつをつかむ感覚があるヤツとないヤツで、音屋の良し悪しってのは決まるそうだ。

俺がそいつを掴んでるかどうかなんてわからねぇがな。まあ、やってやるさ、マスターやアンタにもとびきりな音楽を届けなきゃあねらねぇ。クールな依頼はクールにこなす。それが俺のルールだ。

今日の話はここまでだ。また、会おうな相棒。

2006-06-02 18:38:10/ネバーワールド制作スタッフ

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