寂しい織姫

よぉ、相棒。「バーディ」だ。
今日は、七夕だな。まあ、排気ガスで汚れきった空気の東京じゃあ、天の川も流れやしねぇからな。彦星もふてくされて今頃、空のビンを抱えたまま、バッカスと語らってることだろうさ。
俺は、ナイショ話が大嫌いだ。
聞かれちゃいけないようなことなら、はじめから話さなきゃいい。発言の責任を担保するにはスジが必要だ。責任の担保されてない発言など、何も意味を成さない。大体ナイショ話ってのは、色んな因果関係や責任を無視したスジのない話がほとんどだ。コイツを自分の身の回りでやられちまうと、信用・信頼なんて言葉はなんの意味も持たない空間になっちまう。そこには利益だけを追い求めるさびしい退屈な空気しか残らねぇもんなのさ。
どんなイカレた野郎どもでも、この「信頼と利益」の関係が成り立ってれば、どんな仕事でもそれなりに楽しめる。金だけじゃ人は動かねぇ。そうだろ?相棒よ。
てめぇのことが一番可愛く思ってるやつほど、簡単に人を裏切るし、簡単に人を悪く言うし、安易に物知り顔でもっともらしく物事を批評しはじめる。こういうヤツが一番最初に影でゴチャゴチャ言い出して信頼関係を壊すわけだ。まあ、パターンみたいなもんだな。このパターンに入ってるやつは、決まって自分は特別だなんて勘違いをしてやがる。・・・フッ、まあそれはどうでもいいことだ。
でもなぁ、こいつはゲームの世界の中でも言えることだぜ?如何にゲームの世界の話とはいえ、ネバーワールドってのは、人と人との関係性で成り立ってる物語だ。ゲームの中でも「信頼と利益」を大事にしてみたらどうだ?てめぇが一番可愛けりゃ、まずは仲間との信頼関係を築くことだ。下手なこだわりや、自尊心で仲間を失うくらいなら、きっと安いもんさ。
なんで、そんな話をするのかって?
そりゃ、東京の曇った空じゃ、彦星といつまでたっても会えしない織姫が、ほんの少しだけ寂しそうだったからさ。(そして、タバコに火をつける。)
今日の話はここまでだ。また、会おうな相棒。
2006-07-07 19:31:09/ネバーワールド制作スタッフ
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